授業ノート 国語(書写部分)
概略
書写能力に自信がないと、義務教育での書写指導が十分に行われない傾向がある。一方、書写の授業は、教師の書写能力があるほどよい授業ができるとは限らない。この授業は、技術に加え知識と理解で義務教育段階の書写指導に資することを目的としている。
最初の4時間程度、講義と硬筆の実習を行う。書写指導とは何を目標にどのように行うべきか考えたい。後半の約6時間毛筆による楷書の基礎実技をおこなう。
テキスト:
全国大学書写書道教育学会編『書写指導』(小学校編)/萱原書房
授業予定
第1回 小学校教師としての基礎知識(1)-教師として-
書写とは何か -書き方・習字・書写・書道?-
文字の基礎知識-文字・字形・字体・書体?-
第2回 小学校教師としての基礎知識(2)-子どもたちのために-
カリキュラムの構造と授業展開
第3回 硬筆による楷書のポイント
単体の字-長さ・間隔・角度・直曲・接し方ほか-
第4回 部分形からなる字-偏と旁のバランス-
第5回 毛筆による楷書の基礎 (毛筆教材)
毛筆用具の使い方・基本点画
第6回 長短・間隔 三川・山寺
第7回 方向・接し方 友人・日光
第8回 交わり方・中心 文武・事典
第9回 組み立て 金銀・近道
第10回 ひらがな
第11回 配列・字配り 静かな波音
ノート
以下の授業ノートは、上記のテキストを用いて学習しています。『書写指導』(小学校編)を購入し、併用してください。また、かなり短時間で要点をお話しするために、まったくの誤りというわけではありませんが、簡略化して説明しているために厳密な意味では正しいといえないこともあります。正確な理解のためには、上記テキストやさらに詳しい参考書を見ることをお薦めします。
はじめに
小学校教師としての基礎知識(1)-教師として-
小学校教師としての基礎知識(2)-子どもたちのために-
書写の学習内容の例として-字形は何を学習する?-
毛筆実技(略)