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毛筆の姿勢としてのひじの位置(補足) |
Date: 2005-05-25 (Wed) |
毛筆の姿勢としてのひじの位置に関して、
安定して線が引けない(1)-ひじはあげるか下げるか?--
http://www.shosha.kokugo.juen.ac.jp/oshiki/essay/97hiji1.htm
安定して線が引けない(2)-硯の位置とひじの関係-
http://www.shosha.kokugo.juen.ac.jp/oshiki/essay/97hiji2.htm
を載せています。
実は、この点について、ご指摘をいただきました。どうも私の文章表現もしくは、図が紛らわしかったようです。上記の文章では、「ひじを上げすぎない」ことが読み取れるはずです。しかし、どこに比べてあげすぎないことが良いのか、書かれていないのですね。この部分は、
(手首と比較し)ひじをあげない
の「手首と比較し」がポイントだと考えています。もちろん、手首と比較しひじが下がりすぎても書きにくいように思いますから、
手首とひじとを、おおよそ水平にする
の方が正確だと思います。ただし、あんまり水平にこだわりすぎて動きが悪くなっては、逆効果かも知れません。
上記の2つのページについても、時間のある時に誤解をまねかないように、書き換えようと思いますが、とりあえずこちらに補足しておきます。ご指摘いただいた先生には、感謝いたします。
少し補足です。
一般の小学校で、毛筆の授業を拝見させていただく際、
・筆を立てるために、肘が極端にあがってしまう。
・(たとえば長い横画を書く際に)紙の左では肘が下がり気味なの
に、紙の右にくると肘があがってしまう。
といったことを、たまに見かけます。
肩を上下方向の動作に使い、肘が上下してしまうと、その分の補正のために、手首を水平方向にも調整する必要が出て、線が不安定になることに加えて水平の動きも阻害するのではないかと思います。
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