情報化と書写書道教育 その6


 本稿は、1998年11月兵庫教育大学においておこなわれた書写書道教育学会におけるデモンストレーションを元にしています。このデモンストレーションの概略は、『書写書道教育研究』第13号に掲載されました。しかし、あくまで概略にすぎず、具体的な内容を読むことができないだろうかという声にお答えするため、Web化することとなりました。なお、デモンストレーションは、足利市立足利東小学校の柏瀬順一教諭と本稿の著者押木秀樹との共同ですが、本稿の文責は押木にありますことをお断り申し上げておきます。
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 先にあげたような情報機器利用によるメリットは、現状でも実現可能なものもありますが、これからというものも多いわけです。たとえば、今のところ専用ソフトウェアは少なく、個別化への対応や教師の負担軽減にはつながってきていません。また、書写の教育実践の情報やオリジナルのソフトウェアも学校や県の枠を越えて用いられている例は、あまり聞いたことがありません。インターネットの有効活用も必要だと思われます。



  1. 小林「活字及び印字機器の普及と書字教育の在り方」/『書写書道教育研究』第8号,1994.3
  2. 押木「手書き文字研究の基礎としての研究の視点と研究構造の例」/『書写書道教育研究』第 11号,1997.3
  3. 小森「日本語学習教材いろいろ」(http: //langue.hyper.chubu.ac.jp/komori/kyouzai.html)
  4. 龍岡・前田「外国人・小学生を対象にした漢字教育支援システムの開発」/電子情報通信学会 技術研究報告ET-96-21-38、1996 ,Tatsuoka,Maeda,Yoshimura "Development of an Internet Kanji Learning System"/IGS'97 Proceedings,1997

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