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左利きの子どもたちと毛筆の件、補遺 |
Date: 2021-09-28 (Tue) |
先に書いた学会発表の件、
硬筆を左手で扱う学習者が毛筆による書写の学習を効果的に行うための研究
―ラテラリティ・等価性・転移の理論をもとにした方策と実践―
について、発表後の質疑で2名の先生から、アドバイスをいただきました。お一人は、書写における左利きの課題などについて論文を出しておられる信州大学の小林先生です。もうお一人は、四国大学の太田先生になります。
太田先生からは、硬筆左手書字者が毛筆を使う際のデメリットを軽減するのも必要であろうが、もっと積極的にそのことを生かす方向性は、、というアドバイスをいただきました。
確かに今回の研究は、字形や筆順等に改善を求めないこととや、硬筆学習に生かすための書写の学習であることに限定しています。一方で、いわゆる書写の教科書に載っているような方法とまったく同じでなくて良ければ、もっと幅が広がりますし、左手で毛筆扱うことをメリットとして生かしていくこともできるだろうと思います。それは、高校の芸術科書道でもあり得る、いや逆に広く生かせる可能性もあると思います。
そのことも認識した上で、今回は右手で硬筆を扱う子どもたちと同じように、楽しく学べることを目指してみた研究ということになります。
具体的なことを書いていませんね。論文投稿の時期には、公開したいと思っています。
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