「わくわく授業 藤井浩治先生の書写」 Date: 2007-06-01 (Fri) 
 当方のwebページ「更新記録」にも紹介しておきましたが、ご覧になりましたでしょうか。

   5/20(日)19:00-19:30 NHK教育テレビ
   「わくわく授業 自分の知恵で字は変わる 〜藤井浩治先生の書写〜」
   http://www.nhk.or.jp/wakuwaku/

 学習者中心の授業過程、考え気付く活動、課題をもって練習する活動、生かしていくための意識化等々の書写の実践*を、理想的な形で放送に載せていただけたことに感謝しています。

 書写の授業が公開されることは、国語の他の領域に比べると少なく、電波に乗ることはまず滅多にないと思います。そして、小中学校の先生方も他の方の書写の授業を見てみたいと思うものの、公開研究会に足を運ぶほどではないという状況にあるように思います。
 そのような状況において、今回の番組の持つ価値というのは、非常に大きいと思います。

 なお藤井先生は、広島大の松本仁志先生との共同研究などで、テレビで放映された授業の数歩先をいく、さらに先進的な実践もしておられることも付け加えておきましょう。その意味では、テレビで放映された授業の場合、これまで積み重ねてきて安定した形になった授業過程を、非常に良い形で見せて下さったものとして理解できるように思います。授業のうまさはさすがとうならせるものであっても、全国の普通の小学校の教員ができる授業の進め方を見せて下さったともいえるでしょう。ありがたいことです!

 その後、藤井先生からご連絡をいただき、番組中で気になる点がいくつかあることをうかがいました。たとえば、先生は「まとめ書き」といったのに、ナレーションは「さあ清書です」と入っていたことなどなど。そのあたりの悔しさは、理解できるように思います。
 見せていただく立場からすれば、そういった点があったとしても、たいへん貴重な番組、書写の授業であったことには変わりないと思います。ご覧になっておられない方には、お近くの先生できっと録画しておられる人がいると思います。ぜひご覧になって下さい。

  *こういった考え方の中で、私の場合は、学習内容の整理の部分を担当してきた
  つもりですが、以下のページなどで授業過程についても解説しています。
   http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/downloadfr1/htm/ckdf0452.htm
   http://www.shosha.kokugo.juen.ac.jp/oshiki/essay/menu_shosha.htm

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