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小学生向け「えんぴつで書く……」 |
Date: 2006-11-06 (Mon) |
先に『えんぴつで奥の細道』についての感想が、「ようやく」であることを書きました。これについて、メールをいただきました。
小学生向けの教材の方が先ではないかと。実は私も気になって購入していました。それが、『あかねこ 暗唱・直写スキル』1年〜6年(光村教育図書)です。やはり、身体性の重視という点により作られた教材だといえるでしょう。加えて、音声についての暗唱と、文字についてのなぞり書きとが対になっていて、言語の活動のバランスが考えられた点を高く評価できます。

さきにこちらを紹介しなかった理由は、この本?は書店の店頭に並んでおらず、また教科書などを扱う書店でないと入手が難しいことにありました。学校での教材として作られていますが、普通に購入できるようにしてほしいものです。
もう一点、気になる点があったのです。以下の画像(著作権がらみの問題にならないか気になります。問題がありましたらすみやかに対応しますのでご指摘ください)をご覧いただきたいのですが、教科書体のフォントを書き写すようになっています。

これが、どうも書きにくい=写しにくいのです。確かに、明朝体にくらべ教科書体は手書きが意識されています。しかし、そのままの字形で手書きするには違和感があります。だから、書写の教科書の参考例は、わざわざ手書きされているわけですね。私もなぞってみましたが、気を抜くと、はみ出てしまいます。。。ふぅ。

この点が、『えんぴつで奥の細道』などとの違いといえそうです。とてもおもしろい教材ですから、手書きで市販してもらえると良いのですけど!
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