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小学生向け「カタカナ」の説明(案) |
Date: 2006-06-15 (Thu) |
日本語表記のためなら、ひらがなだけあれば良かったはずなのに、なぜもう一つカタカナを作ったのか。なぜさらに複雑にするといった非合理的なことをしたのか。
私自身は、文字・表記の専門家ではありませんので、正確な説明は専門家におまかせしたいと思います。ただ、子どもたちに興味をもってもらうために、以下のような説明も可能なのではないかと思っています。
・昔、文字を持たなかった日本人(日本語を話していた人たち)は、
漢字を用いて日本語が書けるように工夫しました。それが、今の
ひらがなになっています。でも、それだけでなく、漢字の一部を
使ったカタカナも作りました。なぜ、二つも作ったのでしょうか?
・日本語だけ書ければ良かったはずのに、日本人は外国語までも自分
たちの文化の中に取り込もうとした。すごいぞ、当時の日本人!!
・当時の先進国であった中国のことば=漢文が、それだね。
・でも、そのままでは読みにくいので、カタカナをくっつけて読みや
すいように工夫したのだ!
※本来、縦書きにすべきです。
少年易老。 ← 漢文、、読めない。。
スシ イ ← 記号を付けてみよう!
少年 易 老。 ※本来は、イ=ヒ ですね。
レ
少年 老イ 易スシ。 ← と読めるようになりました。
少年は老い易い。 ※小学生向け現代語訳?
少年もあっという間に歳をとる。
・今は、どんなところにカタカナが使われているかな?
・外来語などに使われている。英語が多いかな。
・今の日本人(正確には明治以降)だって、外国の文化をどんどん取り
入れようとしているね。すごいぞ、今の日本の人たち!!
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