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親指を立てる持ち方 |
Date: 2005-05-20 (Fri) |
相変わらず、うちのwebの中でも、筆記具の持ち方に関するページへのアクセス数はかなり高くなっています。以前から、やり取りさせていただいている先生から、
「筆記具の軸を親指の付け根につけて、親指を立てる持ち方」
が増えているという連絡をもらいましたので、その持ち方について書きたいと思います。
私は、この持ち方は、問題も生じにくく、比較的良い方ではないかと思っています。
・無理な力が入らず、疲労が少ない。
・視界を遮らない→姿勢・錯視の問題等も生じにくい
・先端部の運動の大きさも(縦方向には)問題が生じにくい
と考えています。
問題点としては、
・関節一つ分の機能を用いないこと、筆記具先端部を120度3方向から
コントロールしないため、精細な運動をしにくい。
・同様に、横方向への運動が制限される。
が考えられます。
先の先生からも、直す方法も大事だけれども、直す意欲を喚起する方法が問題になるようだという話をうかがいました。
やはり、上記にあげたような問題点を、実験的に立証できる形で示すことと、同時に学習者が実感できる形で示すことが必要になってきているのではないかと思います。
なお、たまたま昨日、大学院の授業(多くが内地留学の先生方です!)で持ち方の話をしました。資料等を以下に載せています。第5回目をご覧下さい。
http://www.shosha.kokugo.juen.ac.jp/oshiki/jyugyo/tokuron/
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