| ■ タブレットPCやペンタブレットと手書きすること | Date: 2026-06-15 (Mon) |
5月、ある会合で美術関係の方とお話していて、マンガやアニメなどが液晶タブレットで作成されることについて、気になるところがあるというお考えをうかがいました。
ワコムと共同研究をしていて、最近論文が出たばかりだという話をしたところ、失礼なことを言ったかも、とのこと。いえいえ、全く失礼ではありません。
手書きに関わる立場でも、紙の繊維にインクが染み込んだり、紙のごくわずかのでこぼこに鉛筆の芯が崩れて定着したりといった感性的なことを含む過程の問題と、「そこに実際に文字が存在している」という事実があることとは、とてもだいじだと思っています。
ペンタブレットで筆記する際の感覚的なことは、まだ改善の余地があるだろうと思っていますし、どこまで行っても、液晶タブレットで見える文字は輝度による差などであり、そこに実態としての文字が存在するのではないということもあります。
一方で、コンピュータなどのデジタル機器とのインターフェースが、キーボードとマウスだったり、スマートフォンなどで指だったりするという固定観念についても心配なのです。
「描く」では、液晶タブレットは「液タブ」というば通じますが、「書く」ではキーボードやフリック入力しかないかのような理解だったりしないでしょうか。デジタル機器とのインターフェースにおける「書く」でも、手書きすることが当たり前にできるような環境と、教育が必要ではないかと思っています。
ちなみに、ワコムの方とお目にかかった際、雑談で「描く」はたくさん情報がありますが、「書く」はどうでしょうかという話をしました。そのためではない(本当にない)と思いますが、ワコムのページで、以下の内容を見つけました。商品購入を進めたり、利益を誘導する意図は全くありませんが、デジタル機器と手書きについての提案として、紹介させてください。
「手書きすることとコミュニケーションUP!」
https://tablet.wacom.co.jp/article/wacom-one-for-remote-work
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