平成8年10月9日、岡山大学において、平成八年度全国大学書道学会が開催された。今大会では10名が研究の成果を発表した。その題目と発表者について、以下に記す。
本大会が開催された岡山県、その倉敷市の円通寺は、良寛が若き日修行をした寺として知られている。「良寛と円通寺の修行」は、それにちなんだ発表であった。発表者の加藤氏は永年の良寛研究の成果を踏まえ、良寛にとって円通寺で修行した十二年間がその生涯とどのように関わり、影響を及ぼしたのかについて深い考察をおこなった。
恒例となった学会員の作品展も岡山県総合センターを開場として開催され、九十点を越す作品が観覧者の目を楽しませた。
書道という分野の中でも実に多様な切り込み方・掘り下げ方があることを改めて認識させる発表内容であった。研究の一層の進化と発展を祈りたい。
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