第19回全国大学書写書道教育学会・徳島大会に参加して

報告者:上越教育大学大学院  岡山 佳代
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※本文章は、実践場面分析演習の課題の一環として提出されたものを、掲載させていただいています。

研究発表
 第1分科会
  1 書道療法の探求
  2 硬筆筆記具の執筆法と字形の関係における分析的研究
  3 手で文字を書くという行為の脳機能−高次脳機能を育む為の書写・書道教育とは−
  4 「書く」ことに関する基礎研究
  5 文字相互の大きさを決定する要因についての考察−画数と形状の相関を通して−
 第2分科会
  1 社会的自己の視点を捉えた国語科書写学習に関する研究
  2 小学校1年生の片仮名学習に関する実践的研究
  3 小学校国語科書写第2学年における毛筆体験導入に関する一考察
  4 中学生の書字の実態と書写学習の内容に関する考察
  5 書写と書道の一貫性のあり方に関する基礎研究−児童、生徒の毛筆を用いた表現力を中心として−
  第3分科会
  1 書写教育におけるカリキュラム開発のための基礎的研究
−「読むこと」「書くこと」に生きる書写授業の実践をもとに−
  2 芸術科書道教科書における「漢字仮名交じりの書」の変遷
  3 教員養成における板書の書字能力向上に関する基礎的研究
  4 書写書道教育における競書雑誌の果たす意義とその課題
総会
ワーキンググループ報告
ラウンドテーブル
  

 平成16年10月8日から10日にかけて、四国大学の交流プラザを会場に、「日本教育大学協会全国書道教育部門会」「全国大学書写書道教育学会」「全国大学書道学会」が開催された。本稿では、その3日間のうち、「書写書道教育学会」について報告する。

 「全国大学書写書道学会」は2日目、10月9日9時半からスタートした。午前には3分科会に分かれて14件の発表が行われた。

 午後は、本年度初めての試みであった、ラウンドテーブル(円卓会議)が催された。小グループに分かれて意見交換が行われた。「書写書道教育学の歩みと課題」がメーンテーマとして設定され、4パートに分かれそれぞれ話題提供者の提起した問題について話し合われた。各ラウンドテーブルの話題提供者と提題は以下の通りである。


  @「書写・書道の学習内容論・教材論などについて」押木秀樹、樋口咲子
  A「教育課程と書写・書道」松本仁志、東賢司
  B「学習者研究とそのあり方」鈴木慶子、谷口邦彦
  C「授業研究をどのように進めるかについて」青山浩之、斉木久美