試しに、正しくない持ち方で筆記具を持ってみて下さい。筆記具の先が見えるでしょうか。もちろん姿勢は正しい状態でです。正しくない持ち方では、筆記具の先が見えないのです。結果として、上体が左傾することになります。もしくは、ノートを傾けて書くことになりますが、この場合字も傾いていることが多いように感じます。
上体が左傾するのが健康的ではないことは、当然だと思います。その際、「上体を左に傾けないようにしよう」というのは簡単です。また「字を傾けずに書け」というのも同様です。しかし、その原因を解決してあげなければ、直らないのではないでしょうか。筆記具の先を見ずに字を書くことは大変ですから。「これが正しい持ち方なのだ」というだけでは説得力がないでしょうし、教師も力がこもらないかと思います。
「なぜ?」と問いかけることでわかってくることがあるというのはこういうことなのです。
(1996.07.30)
・原因 幼児期に筆記具を持つ 力と手の大きさの問題から不安定になる。 どこで安定させるかというと、握りしめるしかない。 ・正しい持ち方の理由 字形に及ぼす影響?? 疲労 書字可能サイズ 姿勢に及ぼす影響??--視力 ・持ち方のポイント ・どこで安定させるか 人差し指に付ける____まる! 親指に付ける______ばつ(T_T)