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書写教育・書道教育…ことばであるということ |
Date: 2024-04-17 (Wed) |
パラ言語機能に関するいくつかの論文があります。基礎的な理論は、以下の論文に記しました。
押木・寺島・小池, 手書き文書におけるパラランゲージ的要素による伝達に関する基礎的研究, 書写書道教育研究, 第24号, pp.21-32, 2010.03
http://www.shosha.kokugo.juen.ac.jp/oshiki/ronbun/2010_tegaki-para-lang-kiso.pdf
パラ言語的機能に着目できるのは、「言語」であるということ、ことばを書くからなのだということ。それは書写でも書道でも前提であるということ。
そして私が若かった頃は、今よりも書写と書道の断絶がいわれていて、それを克服する方策として、私としては、パラ言語的機能だと思っていたということです。そういった要素を、伸ばす方向でなくとも、つぶさない方向性としての書写であることを指向してきました。ただ今後、意識する方向や、伸ばす方向もあり得るかも知れないと思います。もちろん、芸術のような表現ではなく、表出されるものの意識化といったことも大切にすべきだと思います。
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