筆記具の持ち方-筆記具と何点で接触?

2002.06.02

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 e-mailをいただきました。ある筆記具の広告で、「これまので筆記具を3点で持つという概念をうち破り、4点で支持するという発想から(略)」とあったとのことです。(私自身が確認した正確な引用ではありませんが、うちの学生も見たことがあるそうで、このようなニュアンスに間違いないようです。)

 で、質問の内容は、その方自身、ずっと筆記具は4点で持つものと思っていたのだが、それは普通ではなかったのか?、ということです。

 答えですが、、、。これまでも、現時点でも、筆記具と手指の接する箇所は4箇所であると思います! 少なくとも、私どもの調査において3箇所のみしか接しない人もごく少数いるものの、大多数は4箇所となっています。(このデータは未発表ですが、近いうちに発表したいと考えています。)

 下の図は、望ましい持ち方の場合です。わかりにくいですが、クリックしてみてください。比較的指先に近い部分で3箇所、指の付け根に近い部分で1箇所、計4カ所で筆記具と指とが接しています。なお、望ましい持ち方でなくても、この点は、上記の通り一致しているようです。
rimg0020.jpg
rimg0019.jpg

 というわけで、私自身が出典を確認していない無責任な状態ですので、このくらいにさせてください。ただし、この広告に該当するのではないかと推測する筆記具は、試しに使ってみました。けっこう良かったです!