香川県小学校教育研究会書写部夏期研修会講演 資料
2000年7月28日
新学習指導要領と書写の基礎基本

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 上越教育大学の押木と申します。「お久しぶりです」というご挨拶と、「始めまして」というご挨拶と、両方になります。四年ぶりこちらの研究会におじゃますることになりました。

 この間に変わったことといいますと、本日の演題にもなっておりますが、学習指導要領が新しくなっております。前回は、手で文字を書くことに関する話題として、比較的やわらかめの、総論的なお話をいたしたつもりです。今回は、こういった題名ですので、同じく総論的な話で、また比較的固めな話になりますことをお許し下さい。

 また私事ですが、前回おじゃましたときは金沢大学に勤めておりましたが、この間、上越教育大学に移りました。基本的には同じ教員養成学部などですが、上越教育大学の場合、内地留学の教員の皆さんも多く、そういう意味で大変充実した日々を過ごしております。

 画面の図をご覧ください。内地留学の先生方の多い授業において、このようなことを申し上げております。授業料を払って授業を聞きに行っている人に対し、私は給料をもらって授業をしております。ですから、私が授業を聞きに来ている人に対して、何らかのサービスをするのは当然のことです。
 しかし、それがいったん子どもたちの前にたった場合、大学で教える立場も、小学生に教える立場も、同じなのではないかということです。先生方が子どもたちに対しての実践の中ででてきた疑問点や問題点を、私どもに投げかけていただく、それに対して私どもは理論的にまた教育実践ための仮説をお返しする。またこちらから、基礎理論を先生方に投げかけ、それによる実践から得られた結果や課題、また子どもたちから得られた資料などを、私どもに返していただき、それを分析する。などのやりとりの中で、教育はより良い方向をめざすのではないかと考えております。
 本日の話も、私の方から先生方で基礎的な考え方を投げかけさせていただくものであると、ご理解いただけたらと思います。問題点や課題を投げ返していただければ幸いです。当然、本日私がお話する内容について、実践の立場からすぐにご意見がいただければ是非ともうかがって帰りたく思っております。

 なお、一つお断りしておくべきことがございます。私自身は、学習指導要領を作成する立場ではございません。出された学習指導要領を解釈する立場に過ぎません。本日の学習指導要領に関する話は、作成者の意図をできるだけ汲んでいきたいと思いますが、私なりの解釈もございますこと、あらかじめお断り申し上げておきたいと思います。

 それでは具体的な話に入ることといたします。